湖南企業ガイド
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  • 三和産業株式会社

  • 〒520-3242

    滋賀県湖南市菩提寺2071-3

0748-74-1330

付加価値の強みを活かし、広範囲に商売を

三和産業株式会社の事業内容をご紹介します。


コンクリートは、製造しやすい反面、重量があり運送コストがかかるため、一般的なコンクリート会社の場合、近場の取引先が中心となります。しかし、当社の場合、取引先は滋賀県をはじめとした近畿二府四県と福井。東は愛知や神奈川、西は岡山や四国等、幅広い取引先を持っており、コンクリート屋としては珍しい形態となっています。

その理由としては、機械でつくることで製造コストを削減していること。削減分を運賃に転化することで、長距離輸送が可能になったこと。また、他の商品や素材を取り入れ、コンクリート製品自体の付加価値をあげていること等が考えられます。その結果、広範囲のお客様に喜んでいただくことができている、非常に珍しいタイプの会社だと思います。


環境にやさしいリサイクル・リユース製品


当社では、環境に配慮した製品づくりを目指し、リサイクル・リユースに取り組んでいます。平成4年、滋賀県より「下水処理場にプラントを導入するため、建設資材に使えないか」との話があり参画を決めた「下水汚泥溶融スラグ」の使用も、そのひとつです。

まず、「下水汚泥溶融スラグ」とコンクリート製品との関係についてご説明しましょう。コンクリートを製造するためには、砂とバラス(石)、セメント、水の4種類が必要です。下水処理場で処理することで、下にヘドロが溜まります。昔は、ヘドロを800度で焼き、灰にして廃棄していましたが、800度で焼いた灰を今度は1,200度で焼いて溶かすことで結晶体になります。石炭のような真っ黒の状態をイメージしてもらえれば、わかりやすいのではないでしょうか。冷えて固まったガラス状の石炭を割ることで、バラスの代わりに使うことができます。

「下水汚泥溶融スラグ」は、やフェンスやガードレールに使う基礎ブロックを始めとして、当社の多くの製品に利用しています。現在の使用量は年間1,000tを少し切る程度ですが、最大で年間3,000t。おそらく日本で一番の使用量であり、二次製品屋で利用する工場としては、かなり突出していると言えるのではないでしょうか。