ものづくりの環の役割を果たす企業

官公庁や大学、民間企業、海外に広がるものづくりの環

まず、ひとつの輪を想像してください。お客様が新しいものをつくろうとしているスタート時点には、研究設備が必要になります。そこで弊社の多目的炉を提供し、生産に結びつけるサポートを行います。生産計画の目処がつくと、今度は生産設備が必要になります。お客様が生産し、販売し、消費者が購入する流れが生まれます。次に時間が経ち、壊れたり、新しい製品が出来た場合、商品は廃棄されます。そのまま捨てると単なる廃棄物ですが、バラバラにして部品の中から素材を回収することで、リサイクルが可能となります。そこで今度は、弊社が溶解炉をご提供します。そして、その素材がまた新たな研究開発の素材として使用され、最初のスタート地点に戻りました。ひとつの環のサイクルが出来上がったことになります。
製品が完成したらオシマイではなく、使い終わった品物がリサイクルされてまた素材やエネルギーに戻るところまでの環。物質が循環していく「ものづくりの環」をしっかりとつなぐ役割を果たすこと。これが弊社が取り組んでいる新たなミッションです。

弊社の納入先は「国立研究開発法人　産業技術総合研究所センター」や「独立行政法人　造幣局」等の官公庁関係から、東京大学、京都大学、大阪大学等の研究室、そして国内の民間企業。お客様の大半が、世界でもトップメーカーの日本企業です。今後はハイテク材料を国内から世界中へ出荷するだけでなく、今後は海外生産や海外市場を視野に入れたものづくりを進めていきます。弊社が持っているコアなニーズと、海外のニーズを分析し、市場を見出していきます。