湖南企業ガイド
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  • 株式会社 マツバ

  • 〒520-3213

    滋賀県湖南市大池町4番地

0748-75-0552

小水力発電システムを用いたエネルギー開発「Mizube

当社自慢のMizubeをご紹介します。

当社には、長年培ってきた発電機の製造技術があります。

これを何とか形にできないかとの思いで、創業40年が過ぎた頃から目標としてきたのが、自社製品製造です。産学協同という形で京都大学とタッグを組み小水力プロジェクトを開始しました
例えば通常の発電機は、1,800回転や3,600回転などの高い回転で発電します。一般的には低い回転の場合は、得られる電気の量も少なくなります。

大学に依頼したのは、低回転で高い出力を出すかという基礎研究。

その結果、大学側からの基本的な理論技術の提案を元に、モノづくり側である当社は、いかにその理論を形にするのか試行錯誤を繰り返し開発に取り組んできました。

現在では、水の流れのような低回転でも多くの電気が得られる、水路投げ込み式ダリウス水車「Mizube」の設計から、製造販売を行っています。


 

Mizube」とは

「Mizube」は、小型の発電機。水路や小川に設置することで、防犯用として公園の電灯を照らしたり、災害時に発電をすることが可能です。「Mizube」の特徴は、大きく分けて2つあります。1つは、準備と設置が簡単である点。アングルや専用固定パーツで、水車の準備をすればあとは固定するだけで設置完了です。そしてもう1つは、維持管理が簡単である点。装置自体がコンパクトなため、増水時にも越水で対応可能です。

増水時の度に取り外したり、バイパス工事を行う必要はありません。

また、水車部分を全て水中に、発電機も水路上面より下に設置するなど静音設定により、住宅地等にも設置が可能です。装置の重さは15kg。1人でも持ち運びができる重さです。


 

実際に設置された場所

すでに、福井県若狭町の瓜割名水公園では、天徳寺会館横と売店前に設置し、木製水車のライトアップと会館前の照明に利用。駐車場横の設置分で、駐車場と水汲み場の照明に利用されています。

また、滋賀県東近江市杠葉尾町では、滋賀県の農業用水を活用した「農村地域再生可能エネルギー活用推進事情」の一貫として設置されました。初期の打ち合わせから、設計・制作、メンテナンスまで全てを当社が担当しています。

毎秒10L以下の少ない水量でも、20〜30Wの出力が可能なため、案内看板のライトアップとごみ集積場の防犯灯に利用されています。その他、滋賀県内では、湖南市東寺や栗東市岡地区にも設置しています。