全国に近江の旬を届けます

株式会社やまじょうの漬物の特徴について

株式会社やまじょうの漬物の特徴は、大きく分けて2つあります。ひとつは、手間暇を惜しまずに「下漬けして本漬けする二度漬け」の伝統製法でじっくりと漬け込み、深い旨味と歯ごたえを出していること。大企業の流れ作業、ライン作業ではなく、中小企業ならではの技術で1個1個丁寧に手作業で作っています。

 

もうひとつは、近江伝統野菜を取り扱い、旬や産地を大切にすること。季節限定商品や、産地限定商品にも力を入れています。特に夏の下田なすと冬の日野菜漬けは、自社直営小売3店舗の看板商品です。

下田なすとは、湖南市（旧甲西町）下田に伝わる夏期限定の野菜。また日野菜とは、800年以上の歴史を持つ日野町原産の冬季限定の野菜。どちらも滋賀県を代表する野菜です。その他、「昆布割」は当社の通年の人気商品です。一般的にスーパーで販売されている大根はLサイズですが、当社で使用しているのは2L、3Lサイズ。太さによって厚みや歯ごたえも異なります。

 

安定した供給をもたらすために必要なこと。

また、農業は天候等の影響を強く受けるもの。台風リスクに備えるためにも産地を分散させるなどの対策はとても重要です。当社では年間を通して日本全国の産地と契約することで、できる限り安定した供給に努めています。

また、近年の農業には、多くの課題が存在します。高齢化等による生産者の減少が問題となる中、株式会社やまじょうでは、10年ほど前から下田なすの自社農園をスタートさせました。畝立て、マルチ張り、支柱立てといった畑づくりから、苗植えはもちろん、収穫までの作業を社員全員が行います。収穫時期になれば、社員が交代で当番を組み下田なすを収穫し、加工。社員自らの手で農業に携わることで、より一層商品に対する愛着が湧き、その後の加工にも熱が入ります。

 

S-HACCPが高品質の高さを証明

やまじょうの漬物は、徹底した品質管理を信条としています。良品のみを出荷するため、多くの目と手をかけるだけでなく、野菜の高速裁断機や、自動包装機、自動計量機など最新の設備を備え、スピーディに、安全に生産できる仕組みを整えています。

異物混入がないようにX線検知器を用いるなど、チェック体制も万全。また、平成19年には、滋賀県食品自主衛生管理認証制度（S-HACCP）を認証取得するなど、会社全体で食の安心安全に対する意識の工場を図っています。