取り扱っている製品について

国内累計販売実績No.1「SUPER45G」

1962年（昭和37年）、当社の可搬式超低温容器が国産化第一号として誕生しました。運送コストの削減を目的とし、生まれた容器です。今まで、16本分のガスボンベをトラックで運んでいたところを、当社の製品1本と蒸発器だけでまかなえるようになりました。お客さまの運送コスト削減にご愛用いただき、2008年（平成20年）には「SUPER45G」の生産累計10万本を達成しています。

「SUPER45G」とは、当社の商品名です。45Gとは、45ガロン。およそ175L。容器の内容量と、積層断熱スーパーインシュレーションを合わせて名付けました。一般的には、可搬式超低温容器、もしくはLGC（LIQUID GAS CONTAINER）と呼ばれています。

当社の容器は、液化ガスの自然蒸発によるロスを軽減するためニ重構造となっております。単に、熱伝導を防ぐために真珠岩、いわゆるパーライトを入れようとすると、その分の空間が必要になりますが、容器が大きくなることで運ぶことが難しくなります。その問題を解消するために、我々はアルミ箔とグラスペーパーを交互に巻いている断熱材「スーパー・インシュレーション」を使い、径が小さいコンパクトな製品を可能にしました。また内槽と外槽の空間部分は、高真空を保っています。これもまた当社独自の真空技術の賜物です。


 

空温式蒸発器（CAV）

熱伝導に優れたアルミニウム製のスターフィンを用いた空気加温式蒸発器。これは、液化酸素、液化窒素、液化アルゴン、液化天然ガス、液化炭酸ガスなどの超低温液化ガスを使用する場合には、必要不可欠な設備です。

当社ではお客様が要望する蒸発量に応えた仕様の製品を製造しています。気化能力10〜900㎥/hまでを標準製品として取り揃えております。10㎥/h、20㎥/hは工事関係で、40㎥/h以上であれば病院や企業で使われることが多いです。